ソニッケアー エアーフロス ウルトラ HX8332/01

フィリップス エレクトロニクス ジャパンは6月16日、電動デンタルフロスの上位モデルとして「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ HX8332/01」(以下、HX8332/01)を発表した。発売は7月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別19,800円前後だ。

ソニッケアー エアーフロス ウルトラ HX8332/01。専用の高性能ノズルを採用した

HX8332/01は、歯間の歯垢除去率99.9%を実現した電動デンタルフロス。ワンプッシュで3連続のジェット噴射を行う独自技術「トリプルバーストテクノロジー」を搭載。加圧された空気でミクロの水滴を噴射することで、歯ぐきにやさしく歯間を洗浄する。ジェット噴射の回数は1 / 2 / 3回から選択可能だ。ノズルには新開発の専用高性能ノズルを採用。従来モデルに比べて幅広い範囲を洗浄できる。

サイズはW40×D53×H243mm、ノズルを含む重量は164.7g。約24時間でフル充電され、上下顎を1日1回洗浄した場合、最大約8日間の使用が可能だ。

歯に軽くノズルを押し当てて使用

連続のジェット噴射は1~3回から選択できる

【左】新製品「HX8332/01」の方が水の広がり方が大きい。【中】白い線の部分が水の行き渡る範囲。【右】歯間の歯垢を約99.9%除去できる

継続しにくい歯間ケア

フィリップス エレクトロニクス ジャパンの前橋氏

フィリップス エレクトロニクス ジャパンは同日、新製品説明会を開催した。フィリップス エレクトロニクス ジャパン オーラルヘルスケア シニアマーケティングマネージャーの前橋香代子氏が登壇し、口腔洗浄器の市場動向のほか、新製品の開発背景、特徴などを説明した。

デンタルフロスや歯間ブラシなど手動の歯間洗浄器具を使用している人にアンケートをとったところ、4割の人が継続使用できていない現状が明らかになった。なぜ継続的に使用できていないかというと、「使いづらい」「血が出る」「手を口に入れるのが不潔」などの不満を抱えているからだという。

こうした人は電動口腔洗浄器を購入する理由として、「短時間」「簡単」「今まで落とせなかった汚れを落とす」「口の中をスッキリできそう」などを多く挙げる。そこで、短時間で簡単に歯間ケアしたい人、口の中をスッキリさせたい人、今まで落とせなかった汚れを落としたいと思っている人をターゲットに、今回のHX8332/01を開発した。

【左】口腔洗浄器市場の概況。【右】歯間洗浄器具市場について。約4割の人が使うのをやめてしまう

【左】消費者ニーズを調査すると、購入意向が高い人ほど、スッキリ感などを求める傾向にあった。【右】新製品のターゲットは、従来の歯間洗浄器具に不満を持っている人、およびしっかりと歯間ケアをしたい人