伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とセブン&アイ・ホールディングスは6月8日、セブン&アイ初のネットスーパー専用店舗「セブン&アイ・ホールディングス ネットスーパー西日暮里店」に、既存システムと連動して自動で配車計画を作成するクラウドサービス「Mobile Asset Management Service」(以下、MAMS)を導入すると発表した。

ネットスーパー西日暮里店では2015年3月から、MAMSを利用したサービスの試験的な運用を開始、6月より本格的な運用を開始する。

MAMSは注文時に配送計画を自動的に作成するクラウドサービスで、配送予定時間や配送状況を自社のWebサイトで追跡・確認することが可能。

受注と同時に、システムが効率的な配送ルートを自動で作成し、配送担当者をはじめ関係者全員はPCやスマートフォンを使って情報共有ができる。

ネットスーパー西日暮里店は、都心部をターゲットとした、セブン&アイのネットスーパー専用の新たな事業拠点で、利用者からの受注後、ネットスーパー西日暮里店で出荷時間に合わせて、注文を受けた生鮮品や惣菜を含む商品の調理等、配送準備、梱包を行う。

既存のネットスーパーの約5倍となる1日当たり最大2000件まで受注が可能で、他の既存店舗で1日当たり平均10便程度だった配送体制を23便に増便する。

配送ルートも、従来は配送担当者が独自に決定していたが、MAMSの導入により、ネットスーパー西日暮里店では配送ルートの自動化・効率化が可能となり、生鮮品や作りたての惣菜を優先的に届けることができるようになる。

生鮮品、惣菜などを優先配送するサービスのイメージ