チェックポイントシステムズ(CKP)は5月21日、無線ネットワークを活用し、リアルタイムで店内の商品位置を特定できるシステム「S3i」の発売を発表した。同システムは、今後日本国内でも発売を予定している。

「S3iデバイス」

S3iは、アルファ・ソリューションの「S3iデバイス」と呼ばれる専用のタグを高額商品に装着して運用。商品に関する様々なイベント、例えば不正なタグの取り外し、設定したエリア外への持ち出し、解除キーによる取り外しなどが記録されるので、万引きや内部不正を防止できる。

また、不正行為の可能性がある場合、タグ自体がアラームを発するとともに、スマートフォンや無線ヘッドセットなどを通じて店員に通知するため、迅速かつ適切な対応を取ることができる。タグの取り外しは認証済みの解除キーで行うが、そのログも記録されるので、内部不正に対しても効果的となる。

「S3i」システム概要図

さらに、商品の位置や在庫数量をリアルタイムで可視化できるため、店舗業務を効率化し、商品陳列の改善や接客支援による売上向上にも活用可能。店員はグラフィカルで使いやすいユーザーインタフェースで商品位置を確認できるため、目的の商品をすぐに見つけ顧客に提供するできる。