アップルは19日、「15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル」をアップデートした。感圧タッチトラックパッドと、より高速なストレージを搭載。バッテリー動作時間も向上した。ラインナップは2.2GHzモデルと2.5GHzモデルの2つ。価格は22万4,800円から。

感圧タッチトラックパッドは、アップルが3月に発表したMacBookおよび最新の13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルで初めて採用された新しいトラックパッドだ。感圧センサーがトラックパッドに触れる指の圧力を検知し、内蔵するTapticエンジンが振動してクリック感や押下感を指先に伝える。従来のボタンスイッチ式のトラックパッドの操作感を引き継ぎながら、感圧タッチトラックパッドではトラックパッドの表面全体で一貫したクリックが可能。またトラックパッドに触れる指の圧力の違いを読み取れるため、「軽いタッチ」や「強く押す」といった圧力の違いによる操作も可能になった。感圧タッチはAPIが公開されており、写真ソフトの「Pixelmator」や描画ソフトの「Inklet」など様々なソフトによってサポートされている。

ストレージは前モデルよりも最大2.5倍も高速な2GB/秒のPCIeベースのフラッシュストレージを搭載する。内蔵のリチウムポリマーバッテリーの容量が99.5Whに向上し、バッテリー動作時間が従来の8時間から9時間に伸びた。上位モデルは、単体グラフィックス機能にAMD Radeon R9 M370Xを搭載する。

2.2GHzクアッドコアIntel Core i7

  • プロセッサ:2.2GHzクアッドコアIntel Core i7
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:256GBフラッシュストレージ
  • グラフィックス:Intel Iris Pro
  • 価格:22万4,800円

2.5GHzクアッドコアIntel Core i7

  • プロセッサ:2.5GHzクアッドコアIntel Core i7
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:512GBフラッシュストレージ
  • グラフィックス:Intel Iris Pro、AMD Radeon R9 M370X
  • 価格:28万2,800円

ディスプレイは、2880×1800表示に対応する15.4インチRetinaディスプレイ。インターフェイスは、USB 3×2、Thunderbolt 2×2、HDMI出力、SDXCカードスロット、MagSafe 2、音声出力、Wi-Fi (802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0など。本体サイズは35.89×24.71×1.8センチ、重さは2.04キロ。