生体認証は、指紋や掌(てのひら)静脈から虹彩(人間の目)へ

富士通は、指紋認証機能の付きいたスマートフォンやPCを発売していることもあり、パスワードに頼らない認証方式に積極的に取り組んでいる。企業向けPCでは掌(てのひら)の静脈認証に対応した製品を展開し、既存のPCでも利用できるUSB接続機器も発売中だ。

【左】すでに販売中の、指紋認証や掌静脈認証の機器。指紋はかなり普及している一方、指先などの表面情報に左右されやすいという。【右】静脈センサー内蔵PCも販売しているが、既存のPCでも使える外付け製品を用意している

先日発表された、虹彩(いわゆる人間の目)認証機能の付きいたスマートフォン「ARROWS NX F-04G」も実際に試すことができた。指紋認証だと数回の登録試行と確認が必要だが、虹彩認証はガイドに従って見つめていることで登録が行える(慣れれば30秒程度。目の周りに円が描かれれば終了)。認証は数秒で済み、コツをつかめば速く確実な認証が行えそうだ。指紋認証は皮膚の表面なので、手が濡れると認証できなくなるケースがあるが、虹彩認証の場合はそのような問題がない。

ただしメガネをかけているユーザーの場合、登録時はメガネを外す必要がある。認証時も、外光の反射で瞳部分が光って映る場合は認証できないので、ちょっと目の向きを変えて行う必要があるという説明だった。

発表されたばかりの「ARROWS NX F-04G」もデモ。筆者の前に試したオジサンは登録に少々手間取っていたが、表示されるガイドに合わせて、やや目を見開き気味にするのがコツだ。本体の左上で光っているのは赤外線LEDなので、実際には見えない