ポーカロ・ラインは5月13日、米Microshar社のDAC内蔵ヘッドホンアンプ「MICROSHAR G3」を発表した。発売は5月16日。価格はオープンで、推定市場価格は92,000円前後だ(税別)。5月16日と17日に開催される「春のヘッドフォン祭2015」の会場とフジヤエービック店頭でのみ限定販売される。
2010年に発表された「μAMP109G2+」では、搭載していたDACが最大48kHz/16bitまでにしか対応していなかったが、今回のG3ではこれを大幅に強化。PCMでは最大384kHz/32bit、DSDでは最大11.2MHz(DSD256)までのネイティブ再生に対応している。DACチップには、ESSテクノロジー社のSABRE Reference 32-bit DAC「ES9018K2m」を採用。DACのTHD+Nは0.0001%未満(-120dB)となっている。
周波数特性は5Hz~22kHz(-0.2dB)で、アナログ入力時のTHD+Nは0.0006%未満(5Hz~22kHz)。ヘッドホンアンプ出力は最大500mWとなっている。出力インピーダンスは1Ω未満で、対応ヘッドホンインピーダンスは8Ω~600Ωだ。リアパネルに配置されているスイッチで、ゲインは3段階に調節できる。また、ベースブースト機能も搭載しており、0~6dBで調整可能だ。
デジタル入力端子としてUSB mini Bを持っているほか、3.5mmステレオミニのアナログ入力端子も装備。フロントパネルにはヘッドホン出力を備える。
ボディは従来モデルからコンパクト化を図り、サイズW61×D102×H13mm、質量114gを実現した。電源はUSBバスパワーか内蔵のリチウムイオン充電池。リチウムイオン充電池は、約2時間でフル充電される(初回の充電時のみ約3時間)。最大で約35時間の連続使用が可能だ。
iPhoneやiPodなどアップル社製品との接続に使用する専用ケーブル「MS-iD2USB1」も同時に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は30,000円前後(税別)。