Windows Phoneがデスクトップでも利用可能に!

続いてのデモでは、これまで「Project Spartan」として知られてきた新ブラウザが「Microsoft Edge」として正式に発表されたほか、実際にユニバーサルアプリが動作する様子が紹介された。

Microsoft Edgeは、音声入力アシスタント「Cortana」が統合されるほか、新規タブ画面ではよく開くサイトに加え、天候やスポーツの結果、話題のニュースへのリンクが表示され、ポータル的な要素を強めている。専用アプリがあるサイトはストアへのリンクを表示するなどの工夫も見られる。

Microsoft Edgeイメージ

小型タブレットでは基本的にアプリはフルスクリーン表示になるが、これをクレードルなどで広いディスプレイに接続すると、マルチウィンドウに切り替わる。インターフェースがフォームファクター(本体の形状)に合わせて最適化されるわけだ

Windows Phone 10のデモでは、Windows PhoneにBluetooth接続のキーボードとマウス、それにHDMIでディスプレイを接続すると、まるでデスクトップPCのように使えるというデモが公開された。使い慣れたキーボードとマウスを使って大画面で作業できるというのは、小さな画面でチマチマ操作するのが苦手な人や、大量のテキスト編集などが必要な場合に大いに助かる。特にOfficeスイートとの相性は抜群だろう。

Windows Phoneのホーム画面はデスクトップのスタートメニューとして表示され、アプリは全画面で表示されることになる

一見タブレット版Windows 10に見えるが、Windows Phone上で動いているExcelの画面だ。この画面ではカーソルが見えていないが、マウスも利用できる

iPhoneやAndroidもミラーリングやHDMIケーブル等でテレビ画面に表示して作業することは可能だが、マウス操作までサポートするあたりは一枚上手といった印象だ。ビジネスユーザーを中心に、Windows Phoneが注目される余地がでてきたと言っていいだろう。