米Appleは27日(米国時間)、2015年第2四半期(2015年1月から3月)の決算を発表した。iPhoneが全体を牽引し、Macなどの製品、アプリストア「App Store」も第2四半期ベースで過去最高を記録、売上高は580億ドル、純利益は135億ドルと好調だった。
2Qの売上高は580億1,000万ドル、純利益は135億6,900万ドルとなった。前年同期と比較すると、それぞれ27%、33%の増加となる。1株あたりの利益は2.33ドル、これも前年同期の1.66ドルからのアップとなる。粗利益率は、前年同期の39.3%から1.5ポイント増加し40.8%となった。
地域別にみると、売上高の31%を米国が占め、ついで中国が168億2,300万ドルを売り上げた。その後、欧州、日本、日本と中国を除くアジア太平洋地区と続く。中でも、中国は前年同期から71%増で成長し、欧州を超えて第2の市場となった。日本市場は前年同期比15%減のマイナス成長となった。
製品別では、iPhoneの販売台数が前年同期から40%増の6117万台。金額ベースでは前年同期比55%増の402億2,820万ドルとなった。逆にiPadはマイナス成長で、販売台数は前年同期比23%減の1,262万3,000台、売上高は同29%減の54億2,800万ドル。Macは台数ベースでは前年同期比10%増の456万3,000台、売上高ベースでは同2%増の56億1,500万ドルとなっている。
iTunes Store、App Store、Mac App Store、iBook Storeなどのコンテンツ販売、それにサービスのApple Care、モバイル決済Apple Payなどを含むサービス事業も成長し、前年同期比9%増の49億9,600ドルを売り上げだ。このうち、App Storeについては過去最高を記録したと報告している。
AppleのCEO、Tim Cook氏は「過去のサイクルよりも早くiPhoneへの移行が進んでいる」と述べている。先に発売開始となった「Apple Watch」にも言及し、「Apple Watchのローンチで、エキサイティングな次の四半期のスタートを飾った」とコメントしている。