シャープは4月16日、4K映像の表示に対応した液晶テレビ「AQUOS 4K US30」シリーズを発表した。発売は6月30日で、価格はオープン。推定市場価格は、60型のLC-60US30が350,000円前後、52型のLC-52US30が300,000円前後(ともに税別)。両モデルとも国内で生産される。

LC-60US30

LC-52US30

AQUOS 4K US30シリーズは、艶やかで引き締まった黒を表現する「N-Blackパネル」を採用。外光の反射も従来製品より低く抑えている。さらに、広色域技術「リッチカラーテクノロジー」により、現在のデジタル放送の色域を超える豊かな色再現を可能としている。

映像エンジンには新開発の「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」を搭載。映像のノイズを低減し、コントラストを高める「4Kアクティブコンディショナー」機能が加わり、フルHD映像の4Kアップコンバートにおいても高画質化を果たした。HDMI端子は4K60p/HDCP 2.2に対応。HEVCデコーダーも内蔵している。また、6軸カラーマネージメントによって、4K放送規格の色域「ITU-R BT.2020」に最適な色変換を行う。

向かって右が「N-Blackパネル」採用のAQUOS 4K US30、左が従来モデル。低反射かつより深い黒が表現できている

サウンド面では、2基のフルレンジスピーカーと背面のサブウーハーによる2.1chシステムを内蔵。ヤマハの「Audio Engine」とともに自然で聞き取りやすい音を提供する。また、左右に20度ずつの可動範囲を持つスイーベルスタンドを採用している。

無線LAN機能を内蔵しており、「ひかりTV 4K」や今秋開始予定の「NETFLIX」といったオンデマンドビデオサービスに対応。USBハードディスク録画機能では、2番組同時録画、長時間トランスコード録画を行える。独自の4Kウェブブラウザを搭載し、番組表も4K仕様にあらため12時間分を一度に表示できるようになった。

左右各20度のスイーベルが可能

新しい4Kクリア番組表

リモコンには「NETFLIX」ボタンが