米Facebookがメッセンジャーサービス「Facebook Messenger」のWebアプリケーションを公開した。これまでPC/WebでMessengerを利用する場合はFacebook.comにいく必要があったが、ニュースフィードと切り分けて、メンバーとメッセージのやりとりができる。なお、Facebook(facebook.com)でも、これまで通りMessengerを利用できる。

FacebookはモバイルではFacebookアプリとは別にMessengerアプリを提供しており、今回のデスクトップWebアプリケーション(messenger.com)は、モバイルアプリと同じコンセプトといえる。Facebookアカウントでログインすると、左にメンバー、中央に会話、右に会話中の相手の情報が表示され、Facebookで繋がっている友人とのチャット、音声通話、音声メッセージや写真や動画メッセージのやり取り、スティッカー、グループ機能などが利用できる。米国の場合は送金サービスもある。左上部にある設定アイコンからサウンド、お知らせ(メッセージ受信をデスクトップに通知する通知機能)、ユーザーブロックの管理が可能で、お知らせは右の「お知らせをミュート」でオフにできる。

Facebookは3月末に開催した年次カンファレンス会議「F8」でMessengerのプラットフォーム戦略を発表しており、Messengerを今後、Facebookのファミリー製品として独立したサービスにしていく方針を明らかにしている。Facebookはすでに昨年、モバイルでMessengerを利用する場合は専用アプリからしか利用できないように変更している。