ソニーは7日、ソニーセミコンダクタにおいて積層型CMOSイメージセンサーの生産能力増強を目的とした追加設備投資を2015年度に行うと発表した。今年2月に発表した設備投資と今回の追加設備投資などにより、総生産能力を現在の月産約60,000枚から2016年9月末時点で同87,000枚まで引き上げる。

長崎テクノロジーセンター

山形テクノロジーセンター

同社は、スマートフォンなどのモバイル機器の市場拡大にあわせて、高画質化、高機能化、小型化が可能な積層型CMOSイメージセンサーの需要増大を見込み、追加設備投資を行う。

今回の設備投資の総額は約450億円。内訳は長崎テクノロジーセンターに約240億円、山形テクノロジーセンターに約210億円。主に積層型CMOSイメージセンサーに関するマスター工程と重ね合わせ工程以降の製造設備の増強に充てる。

設備投資については、今年2月に、総額約1050億円を投資して、月産60,000枚から同約80,000枚に引き上げると発表していた。