"ミラノ風"トンカツ

さらにさらに、また翌日、今度はトンカツを作ってみることにした。ここまで来ると、仕事のレビューというよりは単に食べたいものを作って食べているだけだ。

トンカツは自動調理メニューではなく、手動メニューで作る。といっても、レシピブック通りに作っているだけなので、半自動みたいなものだ。リクックに付属するレシピブックは料理研究家のヤミーさんが監修したもので、簡単な時短メニューが数多く載っている。

トンカツを作るぞ

今回は少量の油を使います

オイルスプレーで油を少量吹き付ける

肉を叩いて伸ばし、小麦粉をまぶして卵をくぐらせ、粉チーズを混ぜたパン粉を肉にまぶす。粉チーズを入れたのは、そうすると「ミラノ風」になると書いてあったからだ。人生で初めて作るトンカツがミラノ風。昔の自分からは想像できない組み合わせである。

このままリクックに入れてもOKだが、オイルスプレーで少量の油を吹き付けておくと、よりおいしく仕上がるという。使う油が少量ですむのは、健康が気になる30代にはありがたい。

リクックよ、頼んだぞ

初めてトンカツ(ミラノ風)完成!

で、あとは例によってリクックに入れて、時間と温度を設定してボタンを押すだけ。ここまでくるとリクックの性能に疑いはない。よっしゃ、トンカツもカラッと揚がった。味の方は言うまでもなくおいしい。衣がはがれてしまうこともなく、サクサクした食感がたまらない。

まぁ当然、おいしいよね

料理男子になれたぞ(多分)

……ということで、しばらくリクックを使ったレポートをお届けした。驚くべきは、今回のすべての料理が、筆者にとって初めて作るものだったということだ(ポテトを温めた工程を除いて)。

初めて挑戦する料理で、しかも揚げ物となれば、何度も失敗するものだと思うが、リクックの場合は基本的にボタンを押すだけなので"揚げる段階"での失敗がない。何より、一度ボタンを押せば放置できるというのがとてもありがたいと思う。コンロも占領しないので、放置したまま他の料理にとりかかることもできるのだ。電子レンジと2台置きする場所を確保する必要はあるが、自宅で手軽に揚げ物を作れるのは最高である。

よーし、これで堂々と料理男子を名乗るぞ! 難しいところはぜんぶリクック任せだけど!