キヤノンは2月6日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX610 HS」を発表した。スリムボディに高倍率ズームレンズや高い動画記録性能を備える「PowerShot SX」シリーズの新モデル。発売は2月19日で、価格はオープンとなっている。キヤノンオンラインショップでの直販価格は29,800円だ(税別)。

ブラックとホワイト、レッドの3色がラインナップされる

2014年2月に発表された「PowerShot SX600 HS」の後継となるモデルで、デザインがSX600 HSから一新された。厚さ26.7mmという持ち運びに便利なスリムサイズでありながら、光学18倍のズームレンズを搭載しているのが特徴だ。

撮像素子は新たに有効2,020万画素のCMOSセンサーを搭載。有効1,600万画素だったSX600 HSに対して、より高画質になっている(サイズはいずれも1/2.3型)。画像処理エンジンはSX610 HSと同じく「DIGIC4+」を採用。

撮影面でのそのほかの新機能として「オートズーム」を搭載。カメラが被写体を判別し、適切なサイズになるよう自動でフレーミング(ズーム)を行ってくれる。利用するには、カメラに設けられた「オートズーム」ボタンを押すだけと、操作も非常にシンプルだ。

Wi-Fi接続やNFC機能も搭載。同日に発表されたSX710 HSと同様に、NFCを用いてのワイヤレス接続時がより使いやすく進化。スマートフォン側での接続操作が不要となり、NFCタグ同士を合わせるだけで接続が完了する。

主な仕様は、撮像素子が有効約2,020万画素・1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーで、レンズが焦点距離25~450mm(35mmフィルム換算時)の光学18倍ズーム、開放F値がF3.8~F6.9、対応感度がISO80~3200となっている。背面のモニターは約92.2万ドット・3型の液晶方式と高画素になった。動画の記録形式はMP4(MPEG-4 AVC/H.264)、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)/30pだ。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。サイズはW105.3×D26.7×H61.0mm、重量はバッテリーとメモリーカードを含む状態で約191g。

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