ブラックベリーは14日、サムスン電子からの買収打診を受け、身売りに向けた協議を進めているという報道について、同社と協議した事実はないとし否定した。
本件はロイター通信の報道がもとになっている。ロイター通信は14日、サムスン電子が最大で75億ドル(約8800億円)でブラックベリーに買収提案を行い、両社の幹部がすでに同件についての協議を行ったと報じていた。
これに対して、ブラックベリーでは、協議を持った事実はないと否定。また、噂や憶測についてコメントはしないと方針を表明した。
ブラックベリーはQWERTY配列の物理キーボードを備えたのが特徴のスマートフォンを展開。スマートフォン黎明期には市場シェアの多くを占め、存在感を発揮したが、近年はその存在感が失われている。昨年10月にはレノボからの買収提案に関する報道も行われ、身売りに関する話題が増えている。