Canon U.S.Aは5日(現地時間)、新コンセプトのフォトストレージ「Connect Station CS100」を発表した。NFC(近距離無線通信)かWi-Fiを用いて、デジタルカメラなどから写真や動画データを転送・保存するというものだ。米国での発売は2015年6月で、価格は299.99ドル。

Connect Station CS100

Connect Stationは、2010年のキヤノンエキスポでプロトタイプが初めて展示され、2014年9月に日本でも開発発表されていた

Connect Stationは1TBのフォトストレージで、NFCやWi-Fiを経由して写真・動画をキヤノンのデジタルカメラなどから直接取り込める。SD/CFカードスロットとUSBポートを備えるため、NFCとWi-Fi非対応の機器で撮影した写真や動画もパソコンなしで保存可能だ。約150,000枚の写真、あるいは約70時間の動画の保存できるとする。

取り込んだコンテンツはConnect StationとHDMI接続したテレビなどで鑑賞可能だ。また、会員制Webサイト「Canon iMAGE GATEWAY」を通じて、スマートフォンやタブレット、パソコンからConnect Stationに保存したコンテンツを閲覧できるだけでなく、ファイルのアップロード・ダウンロードもできる。外付けハードディスクとUSB接続してバックアップを取ることも可能。

サイズはW155.6×D155.6×H51.1mm、重量は570g。対応するフォーマットはJPEG/MP4/MOV/AVCHD、RAWファイルはCR2のみ。Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに準拠。操作用のリモコンが付属する。なお、Connect Stationは、米ラスベガスにて開催されている家電関連見本市「2015 International CES」のキヤノンブースにて展示される。

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