米Corningは11月20日(現地時間)、スマートフォンやタブレット、ノートPCのカバーガラスに使用されているGorilla Glassの新製品「Gorilla Glass 4」を発表した。デバイス落下時のスクリーンの破損を防げるように耐損傷性を高めた。
Corningの研究者が実際の使用でスクリーンが破損したデバイスを調べたところ、破損の70%以上がデバイスを落とした時のような急な接触によることが明らかになった。そこで1メートルの高さからデバイスの前面を地面に向けて落とし、固い地面にカバーガラスを直接接触させる落下テストを繰り返しながら、Gorilla Glass 4の耐損傷性能を確認した。このテストでは、現在多くのデバイスに採用されているソーダ石灰ガラスは破損率が100%近かったが、Gorilla Glass 4は最大80%が破損を逃れた。「競合のガラスよりも最大2倍、損傷しにくい」としている。
2007年に初代iPhoneに採用されて以来、Gorilla Glassは30億台以上のデバイスに用いられてきた。Gorilla Glass 4は現在サンプリングと顧客への出荷が行われており、年内にも搭載デバイスが登場する見通しだ。