フィンランドのFuturemarkは13日(現地時間)、3Dベンチマークソフト「3DMark」のアップデートを行った。最新バージョンは「1.4.775」で、Advanced EditionとProfessional Editionの「Fire Strike」テストに4Kディスプレイ用プリセット「Ultra」を追加した。

3DMarkのFire StrikeテストはDirectX 11を想定した、ハイエンドゲームマシン向けのテスト。新たに追加された「Ultra」プリセットでは、3,840×2,160ドット(4K Ultra HD)でテスト内容を実行する。ディスプレイへ出力する前にレンダリングが行われるので、テストに4K解像度に対応したディスプレイは必要ないという。ただし、テストに当たって最低でも3GB以上のグラフィックス用メモリが必要となる。

また、新バージョンではシステム内のハードウェアに問題が生じた場合や、そのハードウェアをモニタリングしているときに、3DMarkが不安定になる現象を改善するほか、Professional Editionで、3dmdefファイル内のコマンドラインオプションを設定可能になるなど新機能が追加されている。

なお、Fire Strikeの「Ultra」プリセットは、Advanced EditionとProfessional Editionのみで利用が可能で、Basic Editionでは利用できない。