なお、会場にはタッチ&トライコーナーも併設。FR10を心ゆくまで触ることができた。実物は大部分が樹脂性ながら、写真や画面で見るより塗装の質感も良好。レンズはカバー部分から取り外すこともできる。これが、中山氏のいう「ユニット交換システム化を考えた設計」のひとつだろうか。

大きさの割に175g(カメラ・モニター合体時。メモリーカード含む)と非常に軽量で使いやすそうだ。カメラと本体を接続するステーは強化成形の金属製で電気的な接点はない。つまり、合体時でもカメラ部と液晶モニタ部はBluetoothで接続されているのだ。となると気になるのは消費電力だが、そこはカシオ、スリープとディープスリープという2段階のスリープモードが用意されており、ディープスリープ時は6日間の接続を保持するという。

仕様上、カメラ側とモニター側で別々に充電が必要だが、スマホ同様のmicroUSB(Bタイプ)で充電が可能。メモリーカードはMicroSDタイプを使用し、カメラ側に格納される。低温動作性能は摂氏0度まで。会場で直接操作を体験した報道陣からも「いいね」「欲しいなぁ」という声が多く聞かれた。

タッチ&トライコーナーでは、実働品に触ることができた

液晶モニタ部分。実際に手に持つと小さい! 軽い!

本体の質感、デザイン、使いやすさ、どれも非常に魅力的

カメラ部分(外装の中のカメラ本体ユニット)を90度回転させると、横画面モードになる