エイブルはサービスの提供に利用

続いてエイブル代表取締役社長の梁瀬泰孝氏が登壇し、業務提携までの経緯と同社の狙いについて説明した。不動産仲介をするエイブルでは、部屋の斡旋のほかに、インターネット設備の提供などを行ってきた。空室を埋める有効な手段として、昔からオーナー(大家)に通信インフラの確保を積極的に働きかけてきた、というのが梁瀬氏の自負だ。同氏は「今回の協業により、入居者の手の中の端末を通じて、インフラの確保が行える」と説明した。

登壇し、協業の狙いについて説明するエイブルの梁瀬泰孝氏(写真左)

エイブルおよびグループ会社のCHINTAIでは、スマートフォン向けのアプリを提供している。エイブル PandAにも、こうしたエイブルのオリジナルアプリがプリインストールされる予定だ。梁瀬氏は「社内では、フリービットと業務提携せずとも、入居者にアプリを入れてもらえば済む話じゃないかと言われた。取締役会でも色んな議論があった。でもエイブル PandAなら、我々がお客様に提供したいサービスを、常に最新の状態で理想とする形で提供できる。そこが大きく違う」と力説した。

エイブルでは、暮らしに役立つ「スマファ」サービスを入居者に限って提供している。また、住まいや生活で困ったことを相談できる「エイブル コンシェルジュ」も運営している。これら会員制の優待サービスを、エイブル PandAの契約者にも無償で提供していきたい考えだ。梁瀬氏は「まずはエイブル直営の10店舗で、エイブル PandAのファーストロット1000台~3000台を販売していきたい」と説明した。

エイブルではPandAを通じて、暮らしに役立つ会員制優待サービスを提供していく

梁瀬氏は、このほかにも「海外からの短期滞在者に向けて、部屋とエイブル PandAをセットでレンタルする」など、いくつもの構想を練っているとのこと。「今回のスタートは、我々の戦略のほんの一歩。ここからどれだけ深掘りしていけるか。応援していただけたら幸いです」と話し、今後の事業展開に期待を寄せた。