米NVIDIAは22日(現地時間)、ゲーム向けに開発した8インチAndroidタブレット「SHIELD tablet」と無線コントローラ「SHIELD wireless controller」を発表した。SHIELDタブレットはストレージ容量16GB (Wi-Fi)と同32GB (Wi-Fi+LTE)の2モデルが用意され、北米市場における価格はそれぞれ299USドルと399USドル。北米のSHIELDのサイトで16GBモデルの予約受付が始まっており、発売は7月29日。同時にSHIELDワイアレスコントローラ(59.99USドル)や、スタンドにもなるカバー「SHIELD tablec cover」(39.99USドル)などアクセサリも登場する。
プロセッサはTegra K1(2.2 GHz ARM Cortex A15 CPU)で、RAMは2GB。ディスプレイは8インチ(1920×1200)。ストレージ容量は16GB/32GBで、micro SDスロットも備える。5メガピクセルカメラ(背面、前面)、ステレオスピーカー(PureAudioテクノロジ対応)、Wi-Fi、Bluetooth 4.0 LE、GPS、Mini HDMIポート、3.5ミリオーディオジャックなどを搭載。本体サイズは221×126×9.2ミリで、重さは390グラムだ。OSはAndroid 4.4 KitKat。DirectStylus 2テクノロジをサポートするスタイラスペンが付属する。
SHIELDタブレットでは4つのスタイルでゲームを楽しめる。1つはタブレットとSHIELDワイアレスコントローラでAndroidゲーム。2つめは、GeForce GTXを搭載したPCからNVIDIA GameStreamテクノロジを使ってSHIELDタブレットにPCゲームをストリーミング。3つめは GRID Cloud Streaming。PCゲームのクラウドストリーミングサービスで、ベータ版へのアクセスを北カリフォルニアのみで提供する。4つめはコンソールモード。SHIELDタブレットをTVに接続し、タブレットでのゲームプレイをTVの大画面に表示できる。またゲームキャプチャツールShadowPlayを用いてTwitchにゲームプレイをストリーミング、保存することが可能だ。
SHIELDワイアレスコントローラはWi-Fi Directを通じて、最大4台をSHIELDタブレットに接続できる。PCゲームとAndroidゲームを快適にプレイできるように設計されており、ステレオヘッドセットジャック、タッチパッド、マイク(音声コマンド、検索など)を装備する。