ヒビノインターサウンドは6月27日、ポータブルオーディオプレーヤー「iBasso Audio DX90j」(以下DX90j)を発表した。発売は7月18日。価格はオープンで、推定市場価格は54,500円前後(税別)。

「iBasso Audio DX90j」

DX90jは、iBassoが海外で販売しているプレーヤー「DX90」の日本専用モデル。最大24bit/192kHzのハイレゾ音源の再生に対応しており、FLAC、WAV、DSD、APE、WMA、AAC、ALAC、AIFF、OGG、MP3形式の音楽ファイルを再生できる。

DACはESS Technologyの「ES9018K2M」を、左右それぞれ1つずつ搭載。アンプはテキサス・インスツルメンツのオペアンプ「OPA1611」と、高速バッファ「BUF634」を使用。アンプ部もモノラルコンストラクションを採用している。内蔵メモリは8GBで、microSDHX/SDXCメモリーカード用スロットを装備。USB-OTG機能も装備しており、オプションのUSB-OTGケーブルを使用することで、USBメモリ内の音楽ファイル再生も可能だ。

DX90との違いは、銀含有率の高い無鉛銀入りハンダを採用している点。また、製造工場も変更されており、ISO9001、ISO14001の認証を受けた工場で製造されている。

周波数特性は17Hz~20kHz(±0.1dB)で、THD+Nは0.0015%。対応するヘッドホンのインピーダンスは8~300Ωで、最大出力は275mW×2(16Ω)となっている。ヘッドホン出力のほかに、同軸デジタル音声出力を装備しており、外部のDACを利用することもできる。電源はリチウムイオンバッテリーで、フル充電の場合、約8.5時間の連続再生が可能だ。本体サイズは、W64×D100×H17mmで、質量は140g。