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Googleは6月19日(米国時間)、「Google Developers Blog: mod_spdy is now an Apache project」において、2年前から開発がはじまったmod_spdyがApache Software Foundationへ寄贈され、正式にApache Webサーバにマージされることになったと伝えた。mod_spdyはApache WebサーバにSPDYプロトコルサポートを追加するためのモジュール。

寄贈されたmod_spdyはApache Webサーバのバージョン2.4系に対してマージが実施され、今後リリースされる2.6系や3.0系においてもコアパートとして提供される見通し。mod_spdyはHTTP/2.0をサポートするためのコードとしても活用されるものとみられる。

SPDYは現在活用されている通信プロトコルであるHTTPが抱えているいくつかの問題、特に通信性能を引き上げることを目的として開発が進められてきた通信プロトコル。現在ではSPDYをベースにHTTP/2.0の策定が進められており、広く普及する気配を見せている。ただし、HTTP/2.0ではいくつかの問題を解決することができないとされており、このままHTTP/2.0を標準規約として策定するよりも、より抜本的な解決を実施したHTTPを策定してから標準化した方がよいと見る向きもある。