ATXサイズのLGA2011デュアルソケットマザー

マザーボードは、開幕前日のプライベートイベントで発表した「GA-Z97X-SOC Force LN2」のほか、ATXフォームファクタに収まるデュアルLGA2011マザーボード「GA-7PXSL」も新登場していた。

一般的なデュアルソケットマザーボードはソケットを左右に2つ並べるところ、GA-7PXSLでは上下に並べている。そのぶん拡張スロットに制限が出るが、奥行きはかなりコンパクトで244mm

チップセットにはサーバ向けのIntel C602を搭載し、Xeon E5-2600および同V2プロセッサをサポート。メモリはソケット毎に4スロットで、アンバッファドDIMMの場合は最大8GBモジュール/スロットで、レジスタードDIMMの場合は最大32GBモジュール/スロット。DDR3メモリで電圧は1.35Vおよび1.5Vを、スピードは1066/1333/1600/1866(CPUによってサポート範囲が異なる)をサポートする。拡張スロットは、最下段がx16形状のPCI Express Gen3 8レーンで、ほかx4スロット(Gen3)×1、x1スロット(Gen2)×2を搭載しているが、CPUソケットと干渉し、長さのあるカードが装着できないスロットもあるので注意。

オンボード機能はまさにサーバ向けで、Aspeed AST2300グラフィック機能、Aspeed AST2300マネジメントコントローラなど。ほかストレージはSAS×4(SATA 3Gbps×4としても利用可能)、SATA 6Gbps×2、SATA 3Gbps×2の計8ポート。

Pentium 2/3時代以降は、スロット→ソケット化もありデュアルCPUマザーボードが大型化してきたように思う(もちろんその時代その時代でも比較的コンパクトな製品はあったにせよ)。久しぶりのコンパクトなデュアルCPUマザーという点で、ちょっと気になる古参自作ユーザーも多いのではないだろうか。