米AppleがiPhoneなどのスマートフォンを使って家庭の電球やセキュリティ機能を制御できる「スマートホーム」分野への参入を計画しているという。家電制御のためのインターフェイスまたは共通化されたプラットフォームのようなものになるとみられ、早ければiOSの最新機能として来月初旬に開催されるWWDC 2014のタイミングで紹介されることになるかもしれない。
同件は英Financial Timesの報道を引用する形で、9 to 5 Macなどが紹介している。iPhoneを使って電球を遠隔から制御というと、すでにApple Storeで販売されている「hue」などが思い浮かぶが、こういった仕組みを標準で用意するのが狙いなのかもしれない。現在スマートホームの分野ではさまざまなメーカーが参入を試みており、前述hueをはじめとして、Googleが買収したNest Labsなど各社の製品が家電量販店やホームセンターに並んでいる。特に米国ではホームセキュリティに対する関心が強いといわれ、ホームセンターチェーンを展開するLowe'sでは「Iris」と呼ばれる家電制御キットをクラウドサービス付きで販売しており、市場として盛り上がりつつある。