NECは4月22日、顔認証によって、PCへのログオンやログオン中の利用者の常時確認を可能とするセキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor(ネオフェイス・モニター)」を販売開始すると発表した。

「NeoFace Monitor」概要

同製品は、同社独自の顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」を備えており、事前に登録した利用者の顔画像を蓄積したサーバと連携することで、パスワードを入力することなく、PCに内蔵されたカメラに顔をかざすだけで、PCへのログオンを実現する。ログオン中も常に利用者の顔認証を行い、離席時は自動で画面をロックすることができる。

「顔認証ログオン機能」

1つのIDを複数人で共有する場合も、各人が顔認証でログオンし、利用履歴を残すことも可能だ。ログオン中の利用者を常時、顔認証で確認し、離席時は自動的に画面をロックすることで、未登録ユーザによるPCの不正利用を防止する。

「顔常時監視機能」

Active Directoryとの連携に対応しており、運用設定から認証ログの一括管理まで、組織全体での統合運用を実現する。定期的にサーバから認証情報をPC端末にダウンロードし、一時保存することで、オフライン環境でも利用でき、外出時やネットワーク障害が発生した際も、顔認証によるセキュリティ運用を継続する。

価格は、PC端末1台当たり1万円(税別)から。