本モデルでは、同社のノイズキャンセリング技術「Noise Assassin」を再設計したNoise Assassin 4.0を搭載する。これにより、話者の声とあらゆる種類の背景音を区別できるようになった。例えば工事現場のような騒音の中でも、通話相手には自分の声がしっかりと伝わるという。向上したのは通話品質だけにとどまらない。話者の音声がしっかりと判別できるようになったことで、「Siri」のような音声認識の利用時にも、認識精度が高まることが期待できる。

製品に搭載されているボタンを長押しすることで、SiriまたはGoogle Nowを起動できる仕様。これにより歩きながら、または運転しながら「メールを確認」「Podcastを再生」「レストランの道順」などのコマンドを送ることができる。料理中にレシピを確認する、などの用途でも活用できそうだ。

広帯域オーディオに対応したことにより、音楽も高音質で楽しめる。DSPアルゴリズム(デジタルシグナルプロセシング)が音の大きさを調整、ユーザーの環境に合わせた最高のオーディオ体験を提供する。このほか、Skypeにも利用できる。ヨーゲン氏も、海外出張の際にはERAでSkypeを使い、妻や子どもと会話しているという。今回のモデルでは付属のイヤーチップも再設計した。サイズは3種類で、素材には使い心地の良いウルトラソフトなシリコンを採用している。

付属のイヤーチップも再設計した(写真左)。スマートフォンには、専用アプリ「ERA BY JAWBONE」も用意している(写真右)

ヨーゲン氏は「技術は高度化していくが、技術の存在感は消えていくべきだ。テクノロジーをユーザーに感じさせることのない、ライフスタイルに溶け込んだ製品を今後ともつくっていきたい」と語った。

(記事提供: AndroWire編集部)