リアルネットワークスは2日、日本人1000人に動画共有動向に関する調査を実施し、その結果を公表した。動画撮影の使用機材はスマートフォンからの利用率が一番高かった。また、赤ちゃんや子供、花火、スポーツの映像などの被写体やシーンにおいて、写真よりも動画が多用されていることがわかった。
動画の撮影に使用する機材で最も人気となったのは、スマートフォンで44.8%に達した。次点以降は、34.9%でデジタルカメラ、9.4%でビデオカメラと続いた。年代別では、10代、20代がスマートフォンを利用しており、一方、50代、60代はデジタルカメラを選択する傾向が見られた。
機材の選定理由については、1位が「いつも手元にあるから」で49.2%、2位が「画質・音質・編集機能が良いから」で21.6%、3位が「操作の簡単さ」で15.6%だった。機材別で見ると、スアートフォン、タブレット等は「いつも手元にあるから」(スマートフォンが33.6%、タブレットが1.8%)といった理由で支持されており、デジタルカメラは「画質・音質・編集機能が良いから」(10.5%)、「操作が簡単」(9.9%)と、機能面と操作性が評価された。
動画の利用状況について、写真より動画を利用する傾向にあるのは、被写体・シーンが、赤ちゃんや子供、花火、スポーツの映像だった。一方、旅行先の風景、結婚式や出産などの記念日、芸能人など日常的な出来事などは動画よりも写真を利用する傾向にあった。
また、動画共有の妨げとなっている要素については、1位が「データが大きすぎて中断するから」が最も多く40.2%を占めた。次点以降は「送り方がわからないから」(16.4%、「いい作品が撮れないから」(13%)などと続いた。