出版社のKADOKAWAは3月21日、同社が運用するサーバーが不正アクセスを受けたと発表した。

不正アクセスを受けた期間は公表していないが、これによりフィッシングメールを送信する"踏み台"にされた可能性がある。現在同社は、KADOKAWAオフィシャルサイトを閉鎖して調査を行なっているという。

なお、個人情報の流出や、マルウェアのダウンロードへの誘導といったWeb改ざんを仕組まれた痕跡は現時点で「一切見つかっていない」としている。

閉鎖しているWebサイトはKADOKAWAのオフィシャルサイトのみで、角川書店やアスキーメディアワークスなどの各ブランドカンパニーサイトは閲覧できる状態だ。

KADOKAWAは1月にも不正アクセスを受けており、訪問者がマルウェアに感染する可能性があるWebサイト改ざんが行なわれていた。

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