ジェーエイアイは2月18日、ORB Audioブランドのポータブルヘッドホンアンプ「JADE next」と、据え置き型ヘッドホンアンプ「JADE casa」の新色「Navy」を発表した。発売は2月下旬となっている。価格はオープンで、推定市場価格はJADE nextが27,000円前後、JADE casaが50,000円前後。
ポータブルヘッドホンアンプ「JADE next」
JADE nextは、単4形電池2本で動作するポータブルヘッドホンアンプ。「HiZo」「ECO」の2つの動作モードを備えており、「HiZo」モードでは内蔵されている昇圧回路により、アンプに供給する電圧を10Vにアップ。300Ωのハイインピーダンスヘッドホンもドライブ可能だ。また、電源部分に1000μFの電解コンデンサを使用することで、電源の低出力インピーダンス化を図り、パワーレスポンスを向上させている。
接続インタフェースは3.5mmステレオミニジャックを入出力でそれぞれ1系統ずつ装備。定格出力は、HiZoモードで20mW×2、ECOモードで2mW×2(いずれも32Ω負荷時)。HiZoモードでの全高調波歪率は0.07%以下となっている。アルカリ乾電池を使用した場合の動作時間は、HiZoモードで約5時間、ECOモードで約12時間。
本体サイズはW77×D120×H19mm。本体の裏ぶたを開くと、立てかけた状態で使用することが可能で、ポータブルプレーヤーのスタンドとしても使用可能だ。質量は約165g。
据え置き型ヘッドホンアンプ「JADE casa」
JADE casaは、RCA/3.5mmステレオミニジャックのアナログ入力のみを装備した据え置き型のヘッドホンアンプ。外部のDACを使用することで、フォーマットの変化にとらわれず、アンプを長い期間使用することが可能だ。
前段は新日本無線のMUSESとバーブラウン製のオペアンプを使用。出力段はディスクリートのデュアルモノアンプ構成。電源にはRコアトランスが使用されており、左右chに独立して供給される。
出力インタフェースは6.3mmステレオ標準ジャック×1系統で、推奨負荷インピーダンスは16Ω~300Ω。周波数特性は20Hz~20kHz、全高調波歪率は0.005%以下となっている。定格出力は180mW×2。
本体サイズはW220×D241×H50mmで、横置きだけでなく縦置きにも対応する。質量は約2kg。