Mozilla Foundationは4日、Webブラウザ「Firefox(27.0)」をリリースした。WindowsやMac、Linux環境向けのデスクトップ版と、スマートフォンやタブレットPC向けのAndroid版が用意されている。MozillaのWebサイトからダウンロードできる。

デスクトップ版ではソーシャルAPIが改良され、複数のサービスから通知やチャットなどを同時に受けられるようになった。また、暗号化プロトコルのTLS 1.2(RFC 5246)、および通信プロトコルのSPDY 3.1をサポートしし、セキュリティの強化とダウンロードの高速化が図られている。

このほか、ソーシャルブックマークサイトの「Delicious」と、インドで人気の高い音楽配信プレーヤー「Saavn」が、ソーシャルバーに対応。Firefoxで統合可能になった。

対応OSは、Windows XP(SP2/SP3) / Server 2003 / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9。およびLinux(必要パッケージ) GTK+ 2.18 以上 / GLib 2.22 以上 / Pango 1.14 以上 / X.Org 1.0 以上 (1.7 以上を推奨) / libstdc++ 4.3 以上。

Android版では、ページの末端でスクロールがバウンドせず止まるように仕様変更された。TLS 1.2(RFC 5246)もサポート。また、マルチロケール版にリトアニア語、スロヴェニア語、南アフリカ英語とタイ語が追加されている。対応機種はMozilla FoundationのWebサイトで確認できる。