シャープは2月3日、全自動洗濯機「ES-GV90P」「ES-GV80P」を発表した。発売は2月13日。価格はオープンで、推定市場価格は、ES-GV90Pが118,000円前後で、ES-GV80Pが108,000円前後。

左が「ES-GV90P」で、右が「ES-GV80P」

2製品とも、洗濯層に穴が開いていない「スパイラル穴なし槽」を採用するモデル。洗濯層に穴がないため、洗濯・脱水を行っても衣類が引っかからず、絡みや傷みが発生しにくいという特徴を持っている。また、通常の縦型洗濯機では洗濯槽と外槽の間にも水をためるが、スパイラル穴なし槽では、外槽との間に水をためる必要がない。これにより、大幅な節水を可能としている。

洗濯・脱水容量9kgのES-GV90Pでは95L、8kgのES-GV80Pでは85Lの水で洗濯を行うことが可能だ。2014年1月現在、ES-GV90PとES-GV80Pは、それぞれ全自動洗濯機の9kg/8kgクラスで業界最高水準の節水性能となっている。

このところ、P&Gの「アリエール スピードプラス」、花王の「ウルトラアタックNeo」、ライオン「トップNANOX」など、短時間の洗濯と1回のすすぎで高い洗浄力をもつ洗剤が発売されている。2製品とも、これらスピード洗濯対応洗剤向けの「時短ボタン」も搭載している。標準コースでは9kgで約41分かかる洗濯時間が、時短コースを利用した場合約27分に、2kgならば約30分から約15分に短縮される。

2モデルとも本体サイズはW600×D595×H960mmで質量は38kg。洗濯時の消費電力量は、ES-GV90Pがが90Whで、ES-GV80Pが67Whだ。