Androidスマートフォン/タブレットのユーザーであれば、microSDカードに動画や音楽などを保存しているという人は多いだろう。普段あまり意識せずに使っているmicroSDカードだが、様々な種類が提供されているのをご存知だろうか?
スマートフォン/タブレットが一般的に利用しているmicroSDカードは、容量により名称(規格)が異なるということを知っておこう。最大容量2GBのものはmicroSD、4GB~32GBのものはmicroSDHC、64GB~2TBのものがmicroSDXCと呼ばれる。
容量のほか、「SDスピードクラス」という区分も用意されている。SDスピードクラスはSD機器とSDカードとの転送速度を保証するもので、現在クラス2、クラス4、クラス6、クラス10が提供されており、数値が高いほど高速になる。このほか、転送速度を向上したUHS(Ultra High Speed)という規格も用意されており、現在、転送速度が104MB/秒のUHS-Iが提供されている。これらの仕様の違いは、商品のパッケージングやカード本体に記載されているので、確認してみるとよいだろう。
このように様々な種類があるmicroSDカードだが、スマートフォン/タブレットの機種によっては利用できないこともあるので注意が必要だ。例えばGALAXY S4であればmicroSD、microSDHD、microSDXC(最大64GBまで)が利用できるがINFOBAR A02などはmicroSDHC(最大32GBしかサポートしていない。発売された時期や端末の製造元によって違いがあるのだ。実はサポートしていないカードが利用できてしまうこともあるのだが、端末メーカーが動作補償していないので自己責任ということになる。またSDスピードクラスは、数値が大きいほど理論値では速くなるのだが、製造過程・時期によって速度にバラつきがあるとも言われている。同じ容量・クラスのmicroSDカードでも製造元によって体感速度に違いが出る場合もあるので注意が必要だ。
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