IEEE(米国電気電子学会)は7日(現地時間)、米ラスベガスで開催中の2014 International CESにおいて、無線LAN規格「IEEE802.11ac」を正式に承認したことを発表した。

国内においては2013年4月より、Draft版のIEEE802.11ac対応製品が販売されてきた。これらDraft対応製品の今後についてだが、NECアクセステクニカではすべてのモデルがソフトウェアのアップデートなしで、IEEE802.11acに正式に対応すると告知している。

IEEE802.11acは5GHz帯の電波を利用し、最大で約7Gbpsの転送速度を提供する。これはIEEE802.11n (最大600Mbps)の約11.5倍となる。帯域幅を最大160MHzに拡大し、変調信号を256QAMに多値化、MIMOを8×8に拡張するなどの技術を用いて高速化を図っている。なお今回、IEEEは正式な規格名を「IEEE 802.11ac-2013」と定めた。

NECアクセステクニカの11ac対応ルーター「AtermWG1800HP」

11acに正式対応するNECアクセステクニカの製品リスト