欧州ソニーは1月7日(現地時間)、Eマウントのレンズ交換式デジタルカメラ「α5000」を発表した。同日より予約が開始されており、欧州向けに3月より出荷される。日本国内での販売については現時点で未発表。なお、1月7日より米・ラスベガスで開催されている家電関連見本市「2014 International CES」にも出展されている。

「α5000」

従来、「NEX」の愛称で親しまれていたミラーレスタイプの「α」シリーズでエントリークラスに位置付けられるモデル。Wi-Fi(無線LAN)接続機能を搭載し、スマートフォンやタブレット端末への写真転送が簡単に行なえるほか、「PlayMemories Camera Apps」でアプリを購入しての機能追加も可能。NFC(近距離無線通信)機能にも対応しており、対応スマートフォンとワンタッチで接続設定を行える。

スマートフォンとの連携以外にもエントリーユーザー向けに、「NEX-3N」でも採用されていた電動ズームレンズ用ズームレバー、内蔵ストロボなどの機能を搭載する。背面モニターは上方向へ180度のチルトが可能となっており、SNSへの投稿用写真を撮る際などに"自分撮り"を行いやすい。

液晶モニタはタッチパネル式で、上方へ180度反転可能。有効16.1画素のセンサーはBIONZイメージプロセッサとの組み合わせにより、ISO25600で薄暗い室内の撮影を行なっているときでさえ低ノイズの撮影を可能にする。

主な仕様は次の通り。撮像素子は有効約2,010万画素・APS-Cサイズ(23.2×15.4mm)の"Exmor" APS HD CMOSセンサーで、マウントはソニーEマウント、対応感度はISO100~ISO16000、連写速度は3.5コマ/秒となっている。

背面モニターは3型ワイド・約46万ドットの液晶方式、記録メディアはメモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能。記録形式は静止画がJPEG、RAW、動画がAVCHDおよびMP4だ。付属バッテリーでの撮影可能枚数は約420枚(CIPA準拠)。本体サイズは約W109.6×D35.7×H62.8mm(突起部含まず)、本体のみの重量は約210gとなっている。

クリックして拡大とスライドショー

iconicon