日本国際映画著作権協会(JIMCA)は、埼玉県警察本部サイバー犯罪対策課と大宮警察署が動画投稿サイト「FC2動画」に映画ファイルを違法にアップロードした件で逮捕した5名の被疑者すべての裁判が終了し、全員の有罪判決が確定したことを発表した。

5名の男性はいずれも同協会の調査で判明した悪質な違法アップロードを行っていたもので、それぞれの処分は以下の通りとなっている。

  • 男性・45歳・岐阜県、逮捕日:2013年3月3日、処分結果:懲役1年6月 執行猶予3年 罰金20万円
  • 男性・39歳・奈良県、逮捕日:2013年4月15日、処分結果:懲役1年6月 執行猶予3年 罰金40万円
  • 男性・36歳・沖縄県、逮捕日:2013年5月28日、処分結果:懲役1年6月 執行猶予4年 罰金50万円
  • 男性・52歳・北海道、逮捕日:2013年7月22日、処分結果:懲役1年6月 執行猶予3年 罰金50万円
  • 男性・50歳・福岡県、逮捕日:2013年10月8日、処分結果:懲役1年6月 執行猶予3年 罰金50万円

埼玉県警によるこの一連の取締りの後、他府県でも違法アップロード者の摘発が相次いでおり、FC2動画に映画ファイルをアップロードしていたユーザーが次々に摘発されている。現在も、全国の警察で捜査が継続されている。

また、同協会は埼玉県警察本部や大宮署と協力して一般向けの啓発イベントを11月に実施。来年2月にも同様のイベントを実施し、著作権保護意識の向上に取り組むとしている。