米Appleは10月22日(現地時間)、第5世代のiPadとなる「iPad Air」を発表した。重量は469g(Wi-Fiモデル)、本体厚は7.5mmと薄型軽量化されたことが大きな特徴。9.7型Retinaディスプレイ(2,048×1,536ドット)とA7プロセッサを搭載する。米国、日本国内とも発売は11月1日、価格は「Wi-Fiモデル 16GB」の499ドル/51,800円~。

iPad Air

第4世代のiPadと比較して大きく変わったのは、まずサイズと重量。サイズはベゼル幅を43%、厚さを20%削減してW169.5×D240×H7.5mm、重量はWi-Fiモデルで183g軽量化されて469g、Wi-Fi+Cellular モデルでは478gとなった。バッテリ駆動時間は最大10時間を維持している。

プロセッサは64bitのA7に進化し、さらにモーションプロセッサのM7を組み合わせる(第4世代 iPadは32bitのA6X)。一方、ディスプレイは変化がなく、264ppi・2048×1536ドットの9.7型Retinaディスプレイを搭載する。500万画素のiSightカメラは新モジュールを採用し、120万画素のFaceTimeカメラは暗所での画質が向上しているという。

通信機能はBluetooth 4.0のほか、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN(2.4GHz/5GHz)。無線LANは「MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)」にも対応する。Wi-Fi+Cellularモデルでは加えてUMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850/900/1,900/2,100MHz)、GSM/EDGE(850/900/1,800/1,900MHz)、CDMA EV-DO Rev.AおよびRev.B(800/1,900MHz)に対応し、LTEもサポートする。

同日発表のiPad miniと並んで

ラインナップは「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellularモデル」の2つに大別され、ストレージ容量の違いで16GB版/32GB版/64GB版/128GB版の4種類、本体カラーはスペースグレイとシルバーの2色が用意される。Wi-FiモデルのApple Online Storeでの価格は16GB版が51,800円、32GB版が61,800円、64GB版が71,800円、128GB版がが81,800円。Wi-Fi+Cellularモデルについては各キャリアからの発表を待つ形となる。

このほか、純正アクセサリとして、折りたたむとスタンドにもなる「Smart Cover」が、iPad Airの表裏を保護できる「Smart Case」が多彩なカラーバリエーションで用意される。