10月22日(現地時間)、Piriformはローカルストレージのフラグメント(断片化)を解消するアプリケーション「Defraggler」をバージョンアップしたことを、自社のサイトで明らかにした。新たにWindows 8.1をサポートOSに加え、Windows 8上で利用中のSSD(ソリッドステートドライブ)を最適化する機能を追加した。

「Defraggler 2.16.809」

さらに、ストレージの健康度などを確認する<状態>タブにS.M.A.R.T.情報を追加し、SSD検出精度を向上させている。デフラグに関する処理では、Samsung(サムスン)およびJMicron(ジェイマイクロン)製SSDのTRIMコマンドを用いた最適化や、小さなファイルを検出する際の処理を改善した。この他にも英語以外の翻訳言語を更新し、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)の小さな改善や、バグの修理も行われている。

<状態>タブにS.M.A.R.T.情報が加わった

Defragglerは、視覚的にフラグメント状態を視認できるディスクマップを採用するタイプのデフラグツール。Windows 9x時代の標準デフラグと同じく、最適化されていく経過を視覚的に把握できるため、一部の間で人気が高いアプリケーションだ。なおインストーラーは、Windows OS(オペレーティングシステム)の標準デフラグツールと置き換える設定が有効になっているので、個別に利用する際はチェックを外さなければならない。

デフラグ実行シーン。フラグメント状態が一目でわかる

Defragglerのインストールオプション。用途に応じた取捨選択が必要だ