新型iPhoneやXperia Z1など、最新のスマートフォンのカメラは高性能。コンパクトデジタルカメラがわりに利用しているという人も多いのではないだろうか。そんな人にオススメなのがLG Electronicsのモバイルプリンター「Pocket Photo」だ。

Pocket Photoは、スマホで撮った画像を手軽にプリントアウトできる"スマートモバイルプリンター"だ。自身のスマホで撮影した写真をBluetoothとNFCを利用してPocket Photoに転送することで、ポラロイドカメラのいうにその場で印刷することができる。価格は15,800円(市場想定販売)となっている。

小さくてカワイイ「Pocket Photo」

Pocket Photoの本体の第1印象は「可愛い」と「小さい」だろう。ハートのモノグラム柄がキュートな本体サイズはW72.4×D120.9×H24.0mmとスマホ並にコンパクト。これならバッグの中に入れて持ち歩いてもかさばる事はないだろう。

背面に感熱式のカラー写真用紙をセットする

印刷に使用するフィルムは、感熱式の専用「ポケットフォトペーパー」。プリント用紙自体が発色して印刷する仕様なので、本体のインクの交換は不要なのが嬉しい。ただし、用紙の価格は計30枚(10枚×3パック)で1,580円と割高。だが、インスタントカメラのフィルム代と思えば納得のいく範囲なのではないだろうか。

専用のアプリを利用してPocket Photoに写真を転送する

Pocket Photoを利用する際は、自身のスマホに専用アプリ(AndroidおよびiOS版)「LG ポケットフォト」をインストールする必要がある。同アプリで、印刷する写真を選択し、BluetoothまたはNFC、USB接続でPocket Photoに転送し、印刷するかたちだ。なお同アプリは印刷機能のほか、写真をトリミングしたり、デコレーションする機能も搭載する。このほか、写真にQRコードを付加する機能も備え、FacebookなどのURLや文字メッセージ、電話帳の情報を書き込むことができる。

プリントは45秒。凄く簡単だ

実際にプリントしてみるとわかるが、「えっ! こんなに簡単なの? 」と驚く手軽さだ。転送からプリントアウトまでは45秒程度で音もほぼ無音で静か。お洒落なカフェなどでも周りを気にする事なく印刷することができるだろう。なお印刷可能なサイズは50mm×76mmのみで、残念ながら他のサイズには対応しない。

Pocket Photoは、一昔前にブームになった富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」で撮った写真を彷彿させる可愛らしさだ。今回、実際に使ってみて、筆者の周りの女子も「可愛い! 」「便利!」と評判は上々。パーティーなどのイベントも多くなるこれからの季節、Pocket Photoの活躍の場も増えそうだ。

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