ニールセンは、アジア太平洋地域9カ国のスマートフォン最新利用動向を発表した。香港とシンガポールの都市部におけるスマートフォン普及率が8割を越えるなど、伸び続けるスマートフォン市場の最新動向が数字に現れる結果となった。
各国のスマートフォン普及率は香港が87%、シンガポールが87%、マレーシアが80%、オーストラリアが75%、中国が71%、タイが49%、インドネシアが23%、インドが18%、フィリピンが15%と9カ国中5カ国が7割を越える結果となった。
また、携帯電話複数台所有率をみると、マレーシアがほぼ半数の47%で最も高い数字となった。次点で香港が31%、シンガポールが29%、中国が29%と続く。
各国のタブレット所有率は、前年度と比較して大幅に伸びており、香港が57%(前年度比17%増)、、中国が45%(前年度比13%増)、マレーシアが42%(前年度比23%増)だった。特に伸びが著しいのはシンガポールで、前年度から30%増の47%(前年度17%)だった。
1日のうち、スマートフォンに費やす平均時間をみると、マレーシアでは4時間9分、タイでは3時間29分、インドネシアでは3時間16分と、計3カ国で平均利用時間が3時間を越える結果となった。
また、携帯電話で動画を視聴する割合をみると、香港では53%、シンガポールでは38%、マレーシアでは37%、中国では34%となった。
本調査は、アジア太平洋地域9カ国(オーストラリア/中国/香港/インド/インドネシア/マレーシア/フィリピン/シンガポール/タイ)において、都市部に住む携帯利用者(13歳以上)を対象に行ったもの。調査期間は2013年3月から5月。
(記事提供: AndroWire編集部)