本番レベルのテストで自分の実力に愕然
練習問題で気を良くしたので、次は別のコンテンツ「新TOEICテストハイパー模試」を試してみた。「ハイパー」ってところが上級者っぽい感じで、レベルの高い筆者にはピッタリな気がしたからだ。明らかに調子に乗っている。
このコンテンツには、TOEICと同レベルのテストが3回分収録されているとのこと。1回あたり200問のテストに回答することで、本番と同様の模試を体験できるのだ。本番の試験を受ける前に、自分のレベルを確認できるのがうれしい。
ということでまずは第1回模試のPart1を試したところ、先ほどと同じ趣旨の問題が出題された。若干の間違いはあるものの、やはり6割の正解率でクリア。楽勝すぎるでしょ、TOEIC。
調子に乗ってPart2の問題を試してみたところ……、なんだこりゃ、イラストも文章も表示されないじゃないか。音声を聞いてみると、男の人がなにかしゃべったあとに、女の人がものすごい勢いでまくし立てている。そして、問題の趣旨を理解しないまま表示される選択肢。良くわからないまま選べば不正解。頭が混乱してしまい、もはや簡単な単語ですら聞き取れなくなってしまった。
結果はというと、全40問中で正解は2問。3択問題で正解率が5%なんて、わざと間違えているとしか思えない確率だ。ポジティブに考えれば、これもある種の才能と言えるのかもしれない。だがとりあえず、これで自分の実力はものすごく低いレベルにあることが分かった。Part3以降は……。もういいや、充分だよこれで……。
ちなみに前述の「はじめての新TOEICテスト」には、ちゃんとPart2の問題内容が掲載されていた。どうやら先に出されたフレーズに対して、会話が成立するフレーズを選択するという趣旨だったらしい。しかもこの教材によると、会話パターンは定型化されているので基本的なやりとりを覚えれば正解率が上がるとのこと。
そうか、「はじめての新TOEICテスト」は英語学習向けの教材というよりも、TOEICの攻略法をまとめた教材なんだな。よく考えればテスト内容を知らずに受験するなんて、ルールを知らないスポーツの試合に出るようなものだ。なんだよもー、はじめに言ってくれよ(編注:前ページでスルーしたのが原因ですよ…)。
正直なところあまりにも残念なテスト結果にしょんぼりしていたが、「はじめての新TOEICテスト」にまとめられている攻略法をちゃんと読んでみると、なんだかいい点を取れそうな気がしてきた。教材が取り上げているポイントを抑えて勉強すれば、筆者でも効率よく英語力を高められそうだ。よし、これから空き時間はもちろん移動時間でも勉強するぞ!
今回は英語学習のほんの入り口だったが、さまざまな教材を試せるXD-N8500の便利さの片鱗を垣間見た気がする。「攻略マニュアル」→「練習問題」→「模試」の流れを、1台でスムーズに完結できる点が良かった。例えばスマホやタブレットだと、用途別にアプリをインストールして個別に使う場合が多い。各アプリは連携できないことも多く、大量のアプリを管理するのも大変だ。XD-N8500は豊富なコンテンツをシームレスに連携できるので、英語学習にはうってつけのデバイスだと思う。
いやー、電子辞書ってコンテンツを大量に詰め込んだだけかと思っていたけど、XD-N8500は「学習の流れ」をちゃんと実現できるんですな。ここはひとつ本気で英語に取り組むとするか! もちろん、本番のTOEICにも挑戦する!
ということで、これからは初心者向けの英語学習から始めることに決めた。次回はXD-N8500を使った英語学習の入門編を紹介する予定だ。