ファミコン全盛期にファミコン名人として一世を風靡し、"16連射"で知られるゲームプレゼンテーターの高橋名人が11日、新型iphoneの発表を受け、自身のブログ「16連射のつぶやき」を更新。「iphone 5s」が同シリーズ初の"64bit対応"となることについて、ゲーム機になぞらえて解説している。

高橋名人 オフィシャルブログ「16連射のつぶやき」より

高橋名人が今回の新型「iphone」でもっとも注目したのが"64bit対応"で、まず「今までは、中に搭載されているチップの能力を上げる事で、速度アップを図っていたのですが、今回は、それを64Bitにする事で、全体的な速度アップを行っています」「初代のiPhoneと比べると、40倍(グラフィックスは56倍)のスピードとも発表されていますので、かなりのサクサク感が体感出来るのではないでしょうか」と説明するも、このbit数が増えることは「言葉で説明するのが難しい」と高橋名人。

そこで高橋名人は、「簡単に言うと」と前置きした上で、「相手側に数字を表すために、指を使う事になった場合、今までの32Bitは、片手で行っていた事が、64Bitになると両手で伝える事が出来る様になったという事です」とたとえて、「片手では、どんなに頑張っても、一度に5までしか伝える事が出来ませんが、両手を使えば、一度に10までを伝える事が出来ます。8Bitはこの指が8本。16Bitで16本。ですので、64Bitの場合は、この指が64本あるという事なのです」と解説している。

さらに、話はゲーム機の世界へ。「83年に登場したファミコンは、8ビットコンピュータでした。90年にスーパーファミコンが登場して、16ビットになりました。これにより、速度が上がった事で、それまで表現出来なかった事が表現出来る様になりましたが、プログラムの量も増えていったことで、ゲームカセットの容量もアップしていきました」と、ファミコンとスーパーファミコンのbit数と比較して、続けている。

最後に「今後は、64Bitが当たり前の世界になっていくのだと思いますが、同時にAIなどもさらに進歩して行く事になると思いますので、これからの将来が、さらに楽しみになってきました」と、このエントリーを結んでいる。