シャープは9月6日、プラズマクラスターサイクロン掃除機「EC-VX500」「EC-NX500」を発表した。発売は9月中旬で価格はオープン。推定市場価格は、EC-VX500が80,000円前後で、EC-NX500が70,000円前後。

「EC-VX500」(左)と「EC-NX500」(右)

新モデルでは、高効率小型モーターの採用やダストカップの小型化により、本体サイズと質量を削減。特に、2012年モデルで4.9kgだった本体質量は、EC-VX500では3.5kg、EC-NX500では3.4kgと約30%減らされている。本体サイズは257×308×293mm。

ヘッドは、「新・奥の手ワイドヘッド」を採用。吸い込み口の幅は約30cmと広いが、パイプをひねるだけで180度回転し、約8cmの隙間にまで使用することができる。

吸い込んだゴミを圧縮するスクリューフィンを搭載。スクリューフィンの表面は猫の舌のような細かな突起が付けられており、約1/15のサイズにゴミを圧縮することができる。集塵容積は0.35Lだが、ゴミ1gを1日分としてゴミ満量までの吸引量を測定すると、約1カ月間、ゴミを捨てずに使用することが可能だ。

ダストカップ上部には、EC-NX500はHEPAフィルター、EC-VX500ではULPAフィルターが配置されている。フィルターのクリーニングも自動的に行われる。また、プラズマクラスター7000の静電気抑制効果によって、ダストカップ内のゴミの付着も抑えられる。

EC-VX500は、モーターや吸込口・排気口などに、「遮音」「吸音」「制振」などのサイレンサーを装備する静音タイプ。運転音は54dB~約49dBで、夜間など音が気になる時間帯でも使いやすい。EC-NX500の運転音は59dB~約54dB。消費電力はいずれも約300~850Wで、吸込仕事率は約60~300Wだ。