サイバーエージェントは12日、同社が運営するSNSサービス「Ameba」にて、第三者による不正ログインを確認したと発表した。不正ログインが発生していた期間は2013年4月6日から2013年8月3日まで。詳細は調査中だが、243,266件のID情報が閲覧された可能性があるという。

サイバーエージェントによる告知文

同社にて2013年4月1日~8月8日の期間を対象に不正アクセスの調査を行った結果、243,266件のIDに対し第三者による断続的な不正ログインが確認されたという。該当IDでは、「Ameba」に登録したユーザー情報(ニックネーム/メールアドレス/生年月日/居住地区/性別など)および、同サービスで使用できる仮想通貨「アメゴールド」と「コイン」の履歴情報が閲覧された可能性があるとする。

このため、該当IDを保有するユーザーに対し、不正ログインの事実の通知や、パスワード変更の依頼、ログインできないなどの問題があった場合の問い合わせ方法などを、個別にメールで連絡したという。同社では、今回の不正ログインの手法は「他社サービスから流出した可能性のあるID・パスワードを利用して行っているもの」とみており、同サービスのユーザー全てにもパスワードの変更を呼びかける。

12日時点では、個人情報流出の被害や仮想通貨の不正利用などの報告は確認されていないが、被害状況は引き続き調査中。また、同社が位置する渋谷区の渋谷警察署生活安全課に不正ログインに関する被害を届け出たという。

同社では今回の自体を重く受け止め、再発防止およびセキュリティ体制の強化に取り組むとする。