米Facebookは7日、ニュースフィードのアルゴリズムを変更した。新しいアルゴリズムでは、人気のあった古い投稿をニュースフィード上部に再び表示する。この変更により、友人の投稿した重要な情報を見逃しづらくなるという。

新アルゴリズムのイメージ図。「いいね!」数などを加味して、人気のあった古い投稿を再びニュースフィード上部に表示できる

ニュースフィードは、自分や友人が投稿した近況や写真などを表示する機能。ニュースフィードのコンテンツは、同社独自のアルゴリズムによって選択されており、優先順位の高い投稿が表示される仕様となっている。同社によると、平均的なFacebookユーザーの場合、ニュースフィードを開くたびに約1,500件の投稿が溜まっており、その中から約300件を選択して表示しているという。

今回の更新では、友人からの「いいね!」数などを加味して、人気のあった古い投稿をニュースフィード上部に引き上げるようアルゴリズムを変更。この変更により、投稿時に見逃してしまった重要な投稿を再び表示できる。また同社によると、従来のアルゴリズムでは、ニュースフィードに表示するコンテンツの約57%しか閲覧されていなかったが、新アルゴリズムに変更後は約70%の投稿が閲覧されるようになったという。なお、新たなアルゴリズムは広告には適用されない。