世界文化遺産!富士山のGoogleストリートビュー

Googleは7月23日、山梨県富士ビジターセンターにて、先日世界文化遺産に登録された富士山のストリートビュー公開に先駆け記者発表会を行った。発表会には横内正明山梨県知事も駆け付け、Googleストリートビューによって、世界文化遺産として登録された富士山を日本のみならず世界各国の人々に仮想体験して楽しんでもらえてばとコメント。実際にストリートビューの撮影に使用した機材「トレッカー」にも興味津々で、約18kgの機材を実際に背負う場面も。

また、会に先立ちグーグル株式会社パートナーシップ統括部長村井説人氏は、Googleは2009年よりUNESCOと協力し、世界に点在する世界遺産のデジタルアーカイブ化を進めており、日本でも京都や岩手県平泉、屋久島や軍艦島などを撮影、公開してきた経緯を語ると共に、あらゆる人が気軽に世界遺産に触れることができる機会の創出と次の世代へ世界的に価値のある自然・文化遺産を残すかは、Google にとってもチャレンジであると述べた。

グーグル株式会社パートナーシップ統括部長村井説人氏と横内正明山梨県知事

富士山一合目から山頂までの Google ストリートビュー公開を記念して、Google 村井氏と 横内山梨県知事によるテープカットセレモニー

今回の富士山ストリートビューは Google が企画立案し、山梨県がサポートを行ったという

撮影機材「トレッカー」に興味津々のご様子の横内知事。機材の重さやどのように360度パノラマ写真を作成するのかなど村井氏に尋ねていた

「知事も実際に背負われてみては?」の声に、トレッカーを背負う横内知事。これを背負って上るのでは大変だったでしょうと撮影隊の苦労を労う言葉も聞かれた

トレッカーを背負い満面の笑みを浮かべる横内知事。今回公開された富士山のストリートビューを参考に安全な登山、とくに“弾丸登山”のようなリスクの高い登山の防止に役立てばと本音もポロリ

トレッカーは背負う撮影者の頭上にカメラが来るよう設計されており、15個のカメラによって約2.5秒に一度自動ですべてのカメラのシャッターが切られる