SP120 PWM

PWM対応ファンの新製品として「SP120 PWM」の紹介も行われた。Corsairのケースファンにはエアフローを重視した「AF」シリーズと、静圧を重視した「SP」シリーズの2種類がある。それぞれ用途に合わせてファンのブレードの枚数や角度などを調節する。

SP120 PWM

今回は「SP」シリーズのPWM対応製品をリリース。ファン回転数の高い「ハイパフォーマンスタイプ」と、回転数を抑えて静音性を重視した「クワイエットタイプ」をラインナップする。

製品の特徴

各モデルのスペックは以下の通り。店頭予想価格は2,100円前後の見込み

主な仕様

Duck氏によるメモリオーバークロックデモも

発表会ではオーバークロッカーとして著名なDuck氏によるデモンストレーションも行われた。2013年6月から販売している「Vengeance Pro」シリーズを用いたものだが、未発表のDDR3-3000対応モデルで液体窒素を使ったオーバークロックを行った。

オーバークロッカーのDuck氏

「Vengeance Pro」シリーズ。左上に写っているのは冷却用ポッド

Duck氏によるとメモリに使われているチップはHynixのMFRで、「電圧をかけてもあまり発熱をしないため、空冷でも十分オーバークロックできる」という。デュアルチャンネルで、CPUの全コアとHyper-Threadingを有効にした「常用環境に近い」(Duck氏)状態で実施した。

今回使用したシステム

液体窒素でCPUとメモリの冷却を行う

まず、メモリクロック1,666MHz(3,333MHz)で3DMark11のPhysicsとCombinned testをパス。その後、調整が難航しながらも1,703MHz(3,406MHz)でテストをパスすることができた。

今回使用したシステム

液体窒素でCPUとメモリの冷却を行う