タイガー、UCC上島珈琲と共同開発した抽出方法を選べるコーヒーメーカー

タイガー魔法瓶は7月17日、真空ステンレスサーバータイプのコーヒーメーカー「CAFE VARIE(カフェバリエ) ACT-A040」を発表した。発売は9月1日で、希望小売価格は23,100円。

コーヒーを1杯ずつ抽出できるポーションタイプのコーヒーメーカーにより、ここ数年コーヒーメーカー市場は拡大を続けている。ポーションタイプのコーヒーメーカーには、共通規格品であるカフェポッドを使用するもののほかに、独自のカプセルやポッドを使用するものも存在する。2009年7月よりUCC上島珈琲が展開している「ECO POD(エコポッド)」もそのひとつだ。

今回発表されたACT-A040は、タイガー魔法瓶とUCC上島珈琲が共同で開発したコーヒーメーカー。エコポッドでの抽出に加えて、φ60mmのカフェポッド、フィルターを使ったドリップの3種類の抽出方法を使用することができる。フィルターを使用した場合には、コーヒーの粉をスチームで蒸らしてからドリップを行う「スチームドリップ」が行われる。

エコポッドやカフェポッドを使用した場合にはカップやタンブラーに直接抽出を行うが、フィルターを使用した場合には、付属のサーバーに抽出することも可能だ。サーバーは真空二重構造によって保温を行うタイプ。ヒーターによる再加熱を行わないため、コーヒーが煮詰まる心配がない。

本体サイズは、フィルター使用時がW181×D279×H342mmで、エコポッド・カフェポッド使用時がW181×D271×H342mm。質量は、フィルター使用時が約3.2kgで、エコポッド・カフェポッド使用時が約2.7kgだ。