象印マホービンは6月19日、圧力IH炊飯ジャー「極め炊き NP-WA10」を発表した。炊飯容量は0.09~1.0L(5.5合)。発売は8月21日で希望小売価格は126,000円。
NP-WA10は、内釜に羽釜形状の「極め羽釜」を採用することで、かまどに近い炊き上がりを実現した圧力IH炊飯ジャー。新製品では、この極め羽釜をさらに改良。従来はニッケルメッキとなっていた内釜の表面を、より発熱効率の良いステンレスに変更。さらに、内釜の厚みを全体的に増やし、蓄熱性もアップさせた。内釜の重量は、従来の0.9kgから1.4kgへと重くなっている。これにより、従来よりもスピーディな加熱と高火力を維持しながらの炊飯が可能となった。
使用するたびに、ユーザーの好みの味に進化していく「わが家炊き」メニューも搭載。これは、前回炊いたたごはんの感想を3択のアンケートで回答すると、その評価結果に合わせて食感を微調整し、好みの味に炊き上げるというものだ。象印マホービンでは、以前より極め炊きシリーズの一部に人工知能による一種の学習機能を搭載していた。しかし、炊き上がりの感想をアンケートで回答することで好みの味に調整していくというシステムは、初の試みとなる。
本体サイズはW295×D365×H240mmで、重量は約8kg。炊飯時の消費電力は1,360Wとなっている。
炊飯器に適した水を生成する浄水ポット
また、炊飯器で炊飯を行うのに適した水を作る「炊飯浄水ポット MQ-JA11」も同時発売される。希望小売価格は8,400円。この炊飯浄水ポットは、三菱レイヨン・クリンスイと象印マホービンが共同開発した製品だ。
中空糸膜フィルターと活性炭により、JISで指定されている13物質を除去するとともに、炭酸カルシウムによって、水のpHをコントロール。弱アルカリ性にすることで、米への水の浸透を促進する。
炊飯浄水ポットを通した水は、もちろん飲用にも適している。初期流量は0.08L/分で、総ろ過水量は300L。1日2回、炊飯にのみ使用した場合、1つのカートリッジで約5カ月間使用することができる。交換用のカートリッジの希望小売価格は4,200円。
全容量は2.1Lで、浄水部の容量は1.1L。本体サイズはW105×D215×H280mmで、重量は1.9kg(満水時)。