アイ・オー・データ機器は29日、本体に認証用ボタンを搭載し、パスワードを入力して利用するセキュリティUSBメモリ「ED-HB」シリーズを発表した。メモリ容量4GB / 8GB / 16GBの3モデルをラインナップする。4GBモデルと8GBモデルは7月上旬より発売、16GBモデルは受注生産。価格は4GBモデルが10,400円、8GBモデルが14,800円、16GBモデルが19,800円(いずれも税別)。

「ED-HB」シリーズ

PC上でパスワード認証を行うセキュリティUSBメモリの場合、OSに認証アプリケーションが対応していなければ、認証行為を行えなかったが、「ED-HB」シリーズでは、PCに接続する前に製品本体のボタンでパスワード認証を行う。認証後は、通常のPCに加え、Surface RTでも利用することができる。

データ保存領域に書き込まれるデータは、コントローラーがAES256bitで全て自動暗号化する。基板からフラッシュメモリをはがして別基板に載せ替えてもデータの閲覧はできないという。

パスワードは通常のパスワードとセカンドパスワードの2種類を設定可能で、通常のパスワードは認証に用いるもので、セカンドパスワードは通常のパスワードを忘れてしまった際に使用する。パスワードは7から15文字の範囲で登録できる。認証の際にパスワードを10回連続で誤入力するとUSBメモリ内のデータにアクセスできなくなる。

パスワードを忘れてしまった場合やパスワード誤入力によって使用不可となった場合に、本体を初期化して再フォーマットを行うためのプログラム「USBメモリフォーマッター」も用意する。

インタフェースはUSB 2.0、本体サイズはW20×D80×H10.5mm。重量は約26g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / RT、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012、Mac OS X 10.4以降。