Windows担当最高責任者のTami Reller氏

Microsoftは7日(現地時間)、Windows担当チーフマーケティングオフィサー兼チーフファイナンシャルオフィサーであるTami Reller(タミ・レラー)氏の発言を自社ブログである「Blogging Windows」で公開した。Reller氏の公的な記事はWindows 8のライセンス本数が6,000万本突破を明らかにした2013年1月以来である。記事は同社のBrandon LeBlanc(ブランドン・ルブラン)氏によるQ&A形式でまとめられ、Windows 8の販売ライセンス数が1億本を突破し、Windows Blueが今年後半に利用可能なることを明らかにした。

LeBlanc氏のライセンス販売本数に質問に対し、Reller氏は「Windows 8のライセンス販売が1億本を突破した」と冒頭で述べていている。2013年1月の時点で6,000万本を超えていることを踏まえると、この数カ月間で4,000万本のライセンスが販売されたことになる。さらに「Windows 8およびWindows RTに対応するデバイスは、2,400種類に成長した」とタッチ機能に対応するデバイス市場の成長をアピールした。

Reller氏はコンピューター販売台数の減少についてもコメントし、「タブレット型コンピューターは、幅広いデバイス市場の一部。Windows 8はデバイス市場にマッチするように設計された」と述べる一方で、「コンピューターは生き残るが、モバイル化は進む」と将来的なデバイスの展望を披露した。

Windows Blue(Windows 8.1の開発コード名と言われている)に関しては「今年後半に利用できるアップデート版」と述べているが、これがパブリックプレビューを指すのか、製品版のリリースに当たるのかは明言していない。Reller氏はWindows Blueを「次世代のタブレットとコンピューターで利用できるWindows 8」と表現し、「これまで集められてきたコンシューマーからのフィードバックに対応する」と述べている。

この他にもReller氏は、Windowsストアアプリの増加数は6倍程度に増え、6カ月間で2億5,000万ものダウンロード回数をカウントしたことや、SkyDriveおよびOutlook.comの機能強化についても言及した。